ダートの重適正について

馬場適正について

競馬伝説では、馬場補正というものがあり、馬場状態によって、レースのタイムに以下のような補正が入ります。

<芝>
良:0、稍重:+0.5秒、重:+1秒、不良:+2秒

<ダート>
良:0、稍重:-0.5秒、重:-1秒、不良:+0.5秒

しかし、実は、ダートでは重馬場が基準で、
良:+1秒、稍重:+0.5秒、重:0秒、不良:+1.5秒
が正しいという考え方があります。

それは、ダートにおける重適正は、芝とは異なり、重馬場以外に影響をうけるとのことです。

ちょうど、検証に適してした競争馬がいましたので、検証してみました。

dirtTekisei

ダートSS、重適正Eで、距離範囲は10-19なので、中心距離は11or13ですので、D1200mで測定してみました。

重馬場

タイムD1200重+蹄鉄D1200重+重蹄鉄
108921
1090
10911
10921
109312
10941
10951

重馬場では、重蹄鉄を履かせてもタイムは誤差の範囲でほとんど同じです。

良馬場

タイムD1200良+蹄鉄D1200良+重蹄鉄
10981
10992
11001
1101
11022
1103
11044

一方、良馬場では、サンプル数は少ないですが、明らかに重蹄鉄の方がタイムはよいです。

つまり、競争馬の重適正は、足抜きの悪い馬場に対する適正となります。
そのため、芝では、良>やや重>重>不良となりますが、一般的には、ダートでは、重>やや重>良>不良と言われますので、競馬伝説でもそのような仕様になっています。

結論としては、ダートの良馬場こそ、重蹄鉄が必要ということです。
なお、重蹄鉄は重適正SS相当まで引き上げてくれます。

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コメント

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  • コメント (1)

    • うがっち
    • 2016年 8月 14日

    こんばんわ^^

    コレ、気になってたんですが自分で調べたことはなかったです^^;
    重適性壊滅してる仔がダート重馬場で負けたときに「この馬は重い馬場が苦手」みたいなコメントされるから、そういうもんなのかなと。
    確かに思い当たる節は多いですね。

    良馬場と重・不良馬場の割合を考えれば、重蹄鉄の価値がますます上がるのかなぁ
    あるいは、種付け時ダート適性はそれほど重要視しなくてもいいという見方も出来ますね。
    参考になりました^^

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